現在注目されている分散型取引所(DEX)の中でも、最大手の取引所として知られるHyperliquid(ハイパーリキッド)。
Hyperliquidに興味を持った時、多くの人が気になるのは「評判は良いのか」「どんな取引所なのか」という点でしょう。
本記事では、Hyperliquidの悪い評判と良い評判、特徴や将来性、利用のリスクなどを解説します。

Hyperliquid以外のDEXについては「分散型取引所(DEX)のおすすめランキング」の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
- HyperliquidはDEXの最大手
- DEX全体の取引高の4分の1以上を占める
- 基軸通貨のHYPEも急騰している
- 豪華なエアドロップを度々提供している
- 24年11月には4,000万円相当をもらった人も
- DEXなのでウォレットを接続するだけですぐ使える
- 興味を持ったら以下のボタンから公式サイトをチェックしてみよう


Hyperliquid(ハイパーリキッド)とは


開発元 | Hyperliquid Labs |
設立時期 | 2022年7月 |
取り扱い銘柄数 | 170種類(2025年3月21日時点) |
取引の種類 | 現物取引・永久先物取引 |
レバレッジ | 最大50倍 |
取引手数料 | Maker -0.002%、Taker 0.025% |
Hyperliquid(ハイパーリキッド)とは、2022年7月にサービスを開始した、分散型取引所(DEX)を代表する取引所です。
DEXであるため運営会社は存在しませんが、有志のメンバーが流動的に参加する開発元としてHyperliquid Labs(ハイパーリキッドラボ)があります。
2025年3月21日時点でDEX全体の取引高の4分の1以上を占める圧倒的な最大手で、日本人トレーダーの間では「DEX=ハイパーリキッド」という認識も広がっています。



「完全にオンチェーンのオープンな金融システム」というコンセプトを掲げており、今後のDEXブームを牽引するであろう取引所です。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の悪い評判・口コミ


Hyperliquid(ハイパーリキッド)の悪い評判・口コミをまとめると、以下の通りです。
- 25年3月に巨額の取引をするクジラ(大口投資家)がいた
- ハッキングリスクがある(北朝鮮のターゲットになっている)
- 他社のハッキング被害の報道でもHYPEが下落することがある
- マイナーな草コインは登場してすぐ暴落することがある
- トレードで損失が出ることも当然ある
25年3月に巨額の取引をするクジラ(大口投資家)がいた


ハイパーリキッドでは、2025年3月にクジラと呼ばれる大口投資家による巨額の取引が行われました。
このクジラは数週間で2,000億円程度を稼いだとされています。
ハイパーリキッドも含めて急成長中の取引所は、安定しているBybitなどの取引所と比較して、このようなクジラの登場で相場が激変します。



逆にいうとその激変に乗ることができればチャンスなのですが「激変がある」ということは理解しておく必要があります。
ハッキングリスクがある(北朝鮮のターゲットになっている)


ハイパーリキッドが北朝鮮のハッカー集団のターゲットになっている、という口コミです。
もちろん、ハッカーの情報が公式に明かされることはないのですが、海外のブロックチェーンセキュリティの専門家であるNassim Eddequiouaq氏が「可能性が高い」とコメントしているということです。
北朝鮮のハッキンググループは、DMMビットコインの閉鎖の原因となったハッキング事件や、2025年1月のBybit、2月のPhemexのハッキング事件も起こしたと見られています。



DEXはCEXよりもハッキングに対して脆弱であるため、完全にPCから切り離すハードウェアウォレットなどを使い、徹底した対策を取りましょう。
他社のハッキング被害の報道でもHYPEが下落することがある


2024年のDMMビットコインのハッキング事件の報道で、ハイパーリキッドの基軸通貨である『HYPE』の相場も下落した、という口コミです。
こうしたハッキング事件が起きるとビットコインも含めてあらゆる仮想通貨が一時下落するのですが、HYPEは特に影響を受けやすいと見られます。
運営会社が存在しないDEXはCEXよりもハッキングに弱く、CEXの基軸通貨よりも売られやすいと考えられるためです。



しかし、こうした下落はしばらくすると戻ることが多いので、逆にチャンスと考え買い増しするという選択肢もあります。
マイナーな草コインは登場してすぐ暴落することがある


ハイパーリキッドも含めて、DEXではCEXでは取り扱っていないようなマイナーな草コインが多く見られます。
運営会社による上場審査がない分、誰でも簡単に自分の草コインを上場させやすいためです。
それらの草コインの中には、登場直後からひたすら暴落するような銘柄もあり、RAGEという銘柄がそうなったという口コミです。
これはハイパーリキッドの問題ではなく、草コインとはそういうものであり、だからこそ数カ月で数百万倍に上昇した柴犬コインのようなケースを期待できます。



マイナーな草コインの優良銘柄の探し方は「1円以下の草コインのおすすめ」の記事で詳しく紹介しています。
トレードで損失が出ることも当然ある


ハイパーリキッドは最も優れたDEXといえますが、それでもトレードをすれば当然損失が出ることはあります。
「いい取引所を使えばトレードも必ず成功するわけではない」という当然のことは理解しておくことが必要です。
損失が出ることも当然あるものの、取引所自体の安全性が高い、基軸通貨が大幅に伸びているなどの要素があれば、成功の確率も上がります。



今の流れを見ると、仮想通貨業界にとってのビットコインのように、DEX業界でのハイパーリキッドは安定した覇権を握る可能性が高いでしょう。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の良い評判・口コミ


Hyperliquid(ハイパーリキッド)の良い評判・口コミをまとめると、以下の通りです。
- 今の仮想通貨バブルの一角を担っている
- 分散型取引所(DEX)の代表格と見なされている
- 24時間に発生した手数料の総額でイーサリアムを超えた
- 1人が1億円をもらえるレベルのエアドロップもある
- ハイパーリキッドでトランプコインを運用したら大きく稼げた
今の仮想通貨バブルの一角を担っている


ハイパーリキッドは、トランプコインやBGB(Bitgetトークン)、SUI(DEXの1社)などと並んで、2024年〜25年現在の仮想通貨バブルを牽引している、という口コミです。
何年後かはわからないものの、2017年の仮想通貨バブル、2021年のNFTバブル、2024年のトランプバブルという流れを見ると、3〜4年程度で何かしらのバブルが起きる可能性が高いでしょう。
そして、運営会社の存在すら不要にするDEXは、成功すれば銀行などの金融機関や、保険会社などの事務的な企業も、ある程度運営不在で回せる可能性を示します。



そうなるとあらゆるビジネスに大きな影響を与えるので、今後DEX絡みのバブルが起きる可能性があり、ハイパーリキッドはその筆頭になる可能性があります。
分散型取引所(DEX)の代表格と見なされている


「DEXは好きではないけど、CEXが日本で規制され始めたので、使うしかないかもしれない」「使うならハイパーリキッドか」という内容の口コミです。
このように、ハイパーリキッドがDEXの代表格と見なされている口コミは多くあります。
こちらの口コミでは、日本政府による規制にも良い面があることを、FTXの件を例に挙げて指摘されています。
もし海外取引所が完全に開放されていたら、あの時FTXで被害を受ける日本人トレーダーもさらに多くいたはずなので、確かに規制が投資家の安全を守る部分もあります。
このあたりは投資の鉄則である「ローリターンならローリスクになる」という点を、良しとするかで考えが変わります。



DEXについては「分散型取引所(DEX)のおすすめ一覧」の記事で詳しく紹介しています。
24時間に発生した手数料の総額でイーサリアムを超えた


24時間に支払われた手数料で、ハイパーリキッドがイーサリアムを超えたという口コミです。
イーサリアムは世界の全てのDEXとCEXで取引されているため、そこで支払われる手数料は膨大です。
その手数料をハイパーリキッドが上回ったということは、ハイパーリキッドの中での取引が非常に多くなっているということです。



1回抜いたということは今後も抜く可能性があり、今のハイパーリキッドの成長を見ると、むしろ大差をつける可能性もあります(イーサリアムの成長は安定期に入っているため)。
1人が1億円をもらえるレベルのエアドロップもある


ハイパーリキッドは、エアドロップ(仮想通貨のプレゼントキャンペーン)も多く提供されています。
そのエアドロップの1つに、1人の当選者が1億円以上をもらえる「億ドロ」があったということです。
もちろん、当選者が1人だけでは意味がないので、他の参加者もそれなりの金額をもらえるエアドロップだったでしょう。
バブル期はどこの国や業界でも狂ったように札束が乱れ飛ぶものですが、ハイパーリキッドは今、良い意味でそのような状態になっているということです。



ハイパーリキッド以外の取引所のエアドロップについては「海外暗号通貨のボーナスキャンペーン」の記事で詳しく紹介しています。
ハイパーリキッドでトランプコインを運用したら大きく稼げた


ハイパーリキッドで$TRUMP(トランプコイン)を運用したら、日本の定期預金の利息1年分を、1時間でもらえたという口コミです。
デルタニュートラルとは、簡単にいうと「価格変動リスクをゼロにする運用手法」です。
デルタとは「方向性」のことで、保有する複数の資産の方向性が打ち消し合って、ニュートラル(ゼロ)になるよゆな状態を指します。



そのようにほぼノーリスクの運用手法でも、1時間で日本の定期預金より上の利子を得られるということです。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の特徴


Hyperliquid(ハイパーリキッド)の特徴は、以下の通りです。
- DEX全体の取引高の4分の1以上を占める最大手の取引所
- 基軸通貨のHYPE(ハイプ)が急上昇している
- 独自のブロックチェーン技術『HyperBFT』で取引を高速化している
- 高額のエアドロップ(仮想通貨のプレゼント)を実施している
- 『オンチェーンオーダーブック』で投資家の全ての売買を一覧できる
DEX全体の取引高の4分の1以上を占める最大手の取引所
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、分散型取引所(DEX)全体の取引高の4分の1以上(約26%)を占めています。
2位のUniswap(ユニスワップ)が約10%であるため、2位に2.6倍の差をつけている圧倒的な1位です。


【参考】トップ暗号資産分散型取引所|Coin Market Cap
DEXはこれからの仮想通貨業界を大きく変える可能性がある新しいコンセプトですが、その圧倒的トップがハイパーリキッドということです。



そのため、今後DEXが注目されるほどハイパーリキッドが真っ先に注目されると考えられます。
基軸通貨のHYPE(ハイプ)が急上昇している
ハイパーリキッドでは、HYPE(ハイプ/Hyperliquid)という独自の仮想通貨も提供しています。
HYPEを保有していると、ハイパーリキッドの中での様々な手数料が格安になるなど、多くの特典があります。
このような取引所が発行する仮想通貨を基軸通貨(ガバナンストークン)と言いますが、取引所が注目されると基軸通貨の価格も急上昇します。



そのため、現在HYPEもバブル的に急上昇しており「確かな理由のある上昇」によって億り人を狙うこともできます。
独自のブロックチェーン技術『HyperBFT』で取引を高速化している
ハイパーリキッドでは独自のブロックチェーン技術(コンセンサスアルゴリズム)である『HyperBFT』を使用しています。
ブロックチェーン自体はビットコインが生み出した技術なので、ゼロからチェーンを生み出したわけではありませんが、大幅な改良がなされています。
具体的には、ブロックの生成から承認までの時間(Block Latency=ブロック・レイテンシー)が、わずか1秒未満となっています。
この生成・承認時間が大幅に短縮されたことで、他のDEXやCEXと比較して、取引が非常に高速になっています。



取引が高速ということは、注文が処理されるまでのタイムラグでずれた価格で約定してしまう「スリッページ」を防げる、という大きなメリットがあります。
高額のエアドロップ(仮想通貨のプレゼント)を実施している
Hyperliquidでは、高額なエアドロップ(仮想通貨のプレゼント)を複数回実施しています。
最初は2024年11月28日にHYPEのエアドロップを行い、SNSでは「大量のHYPEをもらえた」という口コミが世界中で相次ぎました。
中には8万3,450HYPE(当時のレートで約4,600万円)を受け取ったというトレーダーも存在し、この価格は2025年3月時点で1億円に相当するため「億ドロ」とも評されています。
このように、短期間で1億円になるレベルのボーナスをもらえるなど、豪華なキャンペーンが展開されていることも特徴です。



CEXも含めた海外仮想通貨のボーナスについては「海外暗号通貨のおすすめボーナス一覧」の記事で詳しく紹介しています。
『オンチェーンオーダーブック』で投資家の全ての売買を一覧できる
Hyperliquidが提供する『オンチェーンオーダーブック』とは、オンライン(オンチェーン)で全て公開されるーダーブックのことです。
オーダーブックとは「BTCを○○円で1,000通貨買い」など、投資家が出している全ての売買の注文を一覧で表示するものです。
CEXやFX会社などでもオーダーブックはオンラインで見られますが、これらは運営会社が「一度処理した後」のデータであり、完全な透明性はありません。



しかし、Hyperliquidの場合は運営会社が存在しないため「投資家たちの全ての注文が必ず反映されている」という透明性が特徴です。
本人確認(KYC)なしで利用できる
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は、本人確認なし(KYCなし)で利用できることも特徴です。
これはハイパーリキッドだけでなくDEX(分散型取引所)の大部分に共通する特徴として知られています。
本人確認なしで利用できるということは「誰がその口座を運用しているかわからない」状態であり、マネーロンダリングや脱税に使われると危惧する声もあります。
しかし、ここから通常のCEX(中央集権型取引所)や国内取引所、電子決済サービスなどに送金すれば、そちらで誰かはわかります。
また、仮想通貨口座から直接買い物できるクレジットカードを使った場合も、やはりその買い物の履歴から誰かわかります(少なくともその買い物をした人が関係者であることはわかります)。
つまり、本人確認なしでも大規模な組織でなければ犯罪に使うのは難しいため、この点が今後すぐに規制される可能性は低いと考えられます。



本人確認なしで利用したい理由は人それぞれでしょうが、この条件を希望する方にとっては、大きなメリットといえます。
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の将来性


Hyperliquid(ハイパーリキッド)の将来性について、特に重要なポイントをまとめると以下の通りです。
- マルチシグ機能(複数の秘密鍵)導入によるセキュリティ強化
- ステーキング(預金によるマイニング)などの機能を追加
- PURR・POINTS・BIGBENなどのミームコインが急騰している
- DeFiエコシステムの成長が追い風になる
- XやDiscordのコミュニティの活動が活発である
マルチシグ機能(複数の秘密鍵)導入によるセキュリティ強化
Hyperliquidでは2025年2月にマルチシグ機能が搭載されました。
これは自分のアカウントに対して複数の「秘密鍵」を設定する、二段階認証・三段階認証のような機能です。
例えば、ログインする度に「指定のPCで承認、指定の電話番号で承認、指定のメールアドレスで承認」などの方法で、秘密鍵を複数用意します。
また、取引所によっては実物のセキュリティキー(その実物の鍵をスマホに反応させて鍵を開く)に対応しているマルチシグもあり、ここまで来ると鍵の実物を盗まない限りハッキングは不可能となります。



実物のセキュリティキーまで採用されるかはまだわかりませんが、このように弱点とされてきたセキュリティ対策が強化されていることは大きな評価ポイントです。
ステーキング(預金によるマイニング)などの機能を追加
Hyperliquidでは、2024年2月にステーキングサービスが開始されました。
ステーキングとは「預金によるマイニング」というべき手法(機能)で、仮想通貨を預金することで、一定の利回りでその仮想通貨を受け取れます。
利用者にとっては預金(セービング)と同じですが、稼げる仕組みはマイニングです。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク=保有による証明)というマイニングでは、その通貨をマイニングするために「通貨を多く・長く保有する」必要があります。
取引所が多くの投資家から通貨を集めて大量のマイニングを行い、そのマイニング報酬をユーザーに還元する仕組みが、素敵です。
ステーキングができると売買以外の方法でも安定的に利益を増やすことができます。



ステーキングについては「海外暗号通貨のステーキングとは?」の記事で詳しく紹介しています。
PURR・POINTS・BIGBENなどのミームコインが急騰している
Hyperliquidにはマイナーな草コインが多くありますが、その中でもPURR・POINTS・BIGBENなどのミームコインが、現在急騰しています。
ミームコイン(ジョークコイン)は、技術的な裏付けやコンセプトのない「冗談で作られた草コイン」のことで、ドージコインや柴犬コインのように、仮想通貨の主流に定着した銘柄もあります。
数カ月で数百万倍などの「爆上げ」をするのはこうしたミームコインが主ですが、現在のHyperliquidはそのような複数のミームコインで盛り上がっています。
このため「草コインで億り人を狙いたい」という人にもおすすめです。



億り人を狙える銘柄については「草コインの億り人」の記事で詳しく紹介しています。
DeFiエコシステムの成長が追い風になる
DeFiエコシステムとは、DeFi(ディーファイ)が関わる経済圏のことです。
DeFiとは「分散型金融」のことで、運営会社が存在しない金融サービスを指します。
ハイパーリキッドなどのDEXも、本来Bybitなどの運営会社が提供する取引所のサービスを運営会社なしで提供しているため、DeFiの一部です。
DeFiの仕組みは今後、銀行業務やクレジット業務などにも応用できると見られています。
こうしたDeFiのサービスが経済の中で広まっていくと、DEXの代表であるハイパーリキッドにとっても追い風になります。



DeFiについては「DeFiとは?関連の仮想通貨銘柄一覧」の記事で詳しく紹介しています。
XやDiscordのコミュニティの活動が活発である
コミュニティの活動が活発であることも、Hyperliquid(ハイパーリキッド)の将来性の明るいポイントです。
公式Xでは約6.7万フォロワーという、新興の取引所としては異例の人数のフォロワーを集めることに成功しています。
Discord(ディスコード)のコミュニティも活発であり、トレーダー同士の情報交換も積極的にされています。



特に英語だと重要な情報を早く得やすいので、英語の勉強も兼ねて積極的に交流してみるのがおすすめです!
Hyperliquid(ハイパーリキッド)を利用する際の注意点・リスク


Hyperliquid(ハイパーリキッド)を利用する際の注意点とリスクをまとめると、以下の通りです。
- 海外取引所なので日本の金融庁の法規制が及ばない
- CEX(中央集権型取引所)と比較すると流動性が低い
- CEX以上にセキュリティ対策を自分で徹底する必要がある
- 最大レバレッジが50倍でCEXと比較して低め
- 詐欺的な草コインが上場する可能性もある
- 日本語に対応していない(表記・サポートとも)
海外取引所なので日本の金融庁の法規制が及ばない
Hyperliquidは海外の仮想通貨取引所であるため、日本の金融庁による法規制が及びません。
そのため、例えば国内取引所に義務付けられている信託保全の仕組みがありません。
信託保全では取引所が万が一破綻しても、自分の資産が全額戻ってくるようになっています(信託銀行で保管されているため)。
他にも、日本の金融庁が定めている投資家保護のためのルールのいくつかが、Hyperliquidには適用されないことを理解しておく必要があります。



ただ、日本のルールではDEX自体が認められておらず、レバレッジも最大2倍までに抑えられているため、規制が及ばないことをメリットと考える人も少なくないでしょう。
CEX(中央集権型取引所)と比較すると流動性が低い
HyperliquidはDEXの中では圧倒的1位の流動性(取引高)を誇ります。
しかし、DEX全体の流動性がまだまだ低いため、大手のCEXと比較すると、Hyperliquidの流動性はまだ発展途上といえます。
流動性が低いと取引の相手が少ないため「自分の希望の価格で売りにくい」というデメリットがあります。



ただ、24時間の手数料総額でイーサリアムを超えるなど、Hyperliquidの流動性(取引高)は急激に上昇しています。
CEX以上にセキュリティ対策を自分で徹底する必要がある
口コミでも説明した通り、Hyperliquidを含めた全てのDEXは、運営会社が存在しない分、CEXよりもセキュリティに関して脆弱な可能性があります。
そのため、CEXを利用する時以上に、自らセキュリティ対策を徹底することが重要です。
例えば資産を保管するだけであれば、Hyperliquidの口座上では行わず、USBメモリのような端末でネットからもPCからも完全に隔離する「ハードウェアウォレット」使うのがおすすめです。



また、一定のペースで利益確定をして銀行口座に出金することで、万が一ハッキングが起きた時も被害を最小限に抑えられます。
最大レバレッジが50倍でCEXと比較して低め
Hyperliquid(ハイパーリキッド)の最大レバレッジは、50倍です。
これは、最大100倍〜200倍が一般的なCEX(中央集権型取引所)と比較すると、低めの数値といえます。
ただ、これはハイパーリキッドだけでなくDEX全般に言えることです。
DEXでは1社突出して高い「最大1,001倍」というレバレッジもありますが、それ以外の取引所は「レバレッジなし」か20倍〜50倍です。
つまり、ハイパーリキッドの「最大50倍」は、DEXの中では高いレバレッジに分類されます。
しかし、CEXと比較するとやはり小さいため、ハイレバ取引を希望する方にはCEXの方が適しています。
CEXのレバレッジについては「海外仮想通貨のレバレッジ比較ランキング」の記事で詳しく紹介しています。



DEXのレバレッジについては「DEX(分散型取引所)のレバレッジ一覧」の記事を参考にしてみてください!
詐欺的な草コインが上場する可能性もある
詐欺的な草コインが上場するリスクがあることは、Hyperliquid(ハイパーリキッド)だけでなく全てのDEXに共通する注意点です。
CEXでは銘柄の審査を運営会社が行うため、詐欺的なコインの上場確率は非常に低くなります。
しかし、DEXでは最低限の基準を満たせば上場できるため、詐欺的なコインが流通することが多いのです。
これは自分が投資しなければ良いだけの話ですが、そうした銘柄を見抜く目は持っておく必要があります。



伸びる草コインとそうでない草コインの見分け方は「草コインで億り人を目指せる銘柄」の記事を参考にしてみてください。
日本語に対応していない(表記・サポートとも)
Hyperliquid(ハイパーリキッド)は日本語に対応していません。
カスタマーサポートが日本語でないというだけでなく、サイト・アプリの日本語表記もありません。
海外取引所ではこのような日本語非対応の取引所は珍しくありませんが、Hyperliquidも同様であるため、英語が苦手な方にはやや抵抗があるかもしれません。
しかし、仮想通貨で使われる英語は限られているので、自動翻訳を使うだけで十分対応できます。



日本語対応のレベルが高い取引所は「日本人におすすめの海外仮想通貨取引所」の記事で詳しく紹介しています。
【まとめ】Hyperliquid(ハイパーリキッド)の評判・口コミ


Hyperliquid(ハイパーリキッド)の評判は、今回紹介してきた通り非常に良いものです。
ハッキングのリスクはCEXより高いものの、ハードウェアウォレットを使用するなどの自己防衛によって、リスクは限りなく低くできます。
ハイパーリキッドの登録方法はウォレットを接続するだけなので、早ければ1分程度で簡単にできます。



これから来る可能性が高いDEXのバブルに乗りたい人は、ぜひ登録してみてください!
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