仮想通貨の業界だけでなく、金融業界全体を大きく変えるポテンシャルを持つことで、注目を集めているDeFi(ディーファイ)。
DeFiに興味を持った時、多くの人が知りたいのは「DeFiでおすすめの銘柄は何か」「そもそもDeFiとは何か」という点でしょう。
本記事ではDeFiの関連銘柄のおすすめをランキングで紹介しつつ、DeFiの概要やメリット・デメリットなどを解説します。

DeFi銘柄を売買する取引所については「分散型取引所(DEX)のおすすめ一覧」の記事をチェックしてみてください!
- DeFiとは「分散型金融」のこと
- 銀行や保険会社などの運営会社なしで金融サービスが回る
- 運営会社がなければコストがないため、料金が安い
- DeFiの分野が伸びると、関連銘柄は高騰を期待できる
- DeFi銘柄が特に多く揃っているのはBybit(バイビット)
- 世界トップレベルの取引所で、日本人人気もNo.1
- 興味を持ったら以下のボタンから公式サイトをチェックしてみよう


DeFi(分散型金融)とは?


DeFi(ディーファイ/ディファイ)とは「Decentralized Finance」の略で、日本語で「分散型金融」を意味します。
銀行預金など通常の金融サービスは、金融機関や運営会社という「中央管理者」が存在します。
このような従来の金融はCeFi(centralized finance/シーファイ)といい、日本語で「中央集権型金融」といいます。
DeFiはこの「Centralized Finance」の冒頭に、打ち消しを意味する「De」が付いた単語です。
DeFiは、金融サービスに関するあらゆる情報処理を「ブロックチェーン」で行うことで、管理者なしでも成立する仕組みになっています。



金融サービスが運営会社なしで回ると「大幅なコストカットに繋がる」「ユーザーと運営の利益が相反しない」など、今までの金融になった様々なメリットが期待できます。
DeFi(ディーファイ)の特徴


DeFi《ディーファイ)の特徴は、以下の通りです。
- 管理者(運営会社)が存在しない
- プログラミングが公開されている《オープンソース)
- ネットに接続できればどこの国の誰でも使える
- 全ての履歴が全世界に公開され誰も改ざん・削除できない
管理者(運営会社)が存在しない
DeFiの特徴は、管理者(運営会社)が存在しないことです。
運営会社が存在しないことで「手数料などのコストが安くなる」というメリットがあります。
また、ほとんどが利用者のみによって回るサービスとなるため「真に利用者にとって良いサービス」が追求されることもメリットです。



ただ、レベルの高い有志の参加者を集めるためには高い報酬も必要であり、今後そこに運営会社のようなコストが増えてくる可能性もあります。
プログラミングが公開されている(オープンソース)
DeFiのプロトコルは、多くの場合「オープンソース」として一般に公開されています。
プロトコルとは「規格」のことで、わかりやすくいうと「プログラミング」です。
プログラミングを一般公開することで、世のエンジニアによる既存のDeFiの改良や、新しいプログラムの開発が簡単になります。



次々により良い技術が生み出されるため、ユーザーにとって「本当に良いサービス」だけが残ることが特徴です。
ネットに接続できればどこの国の誰でも使える
DeFiは、ネットに接続できればどこの国の住民でも自由に利用できます。
銀行口座の場合は、基本的にその国の身分証が必要であり、その国の身分証を持たない外国人の場合は、口座開設ができないか、外国人専用の口座となります。
しかし、DeFiにはこのような制限はなく、どこの国からでも問題なく口座開設や利用をできます。



このため、特にまともな金融サービスが整備されていない新興国の発展につながると期待されています。
全ての履歴が全世界に公開され誰も改ざん・削除できない
これはDeFiだけの特徴ではなく、ブロックチェーンを使う仮想通貨やその他のサービス全般の特徴です。
ブロックチェーンに記録された内容は全世界に必ず公開され、誰もその記録を改ざん・削除することはできません。
「オープンソース」との違いは、オープンソースは「プログラミングが公開」されていることに対して、ブロックチェーンは「個別の入出金の履歴など全て」が公開されていることです。
DeFiではセービング(預金)や、レンディング《貸付)などをできますが、それらの残高や融資などの履歴が全て公開されるということです。



普通の銀行預金やクレジットカードなどの記録が公開されたら大問題ですが、DeFiでは全員が匿名で本人確認も不要なので、履歴が公開されても問題ありません。
DeFi(ディーファイ)関連のおすすめ仮想通貨銘柄ランキング&一覧


ここでは、DeFi(ディーファイ)関連でおすすめの仮想通貨銘柄をランキングで比較&一覧にします。
- 1位:ETH(イーサリアム/Ethereum)
- 2位:UNI(ユニスワップ/Uniswap)
- 3位:AVAX(アバランチ/Avaranch)
- 4位:COMP(コンパウンド/Compound)
- 5位:CAKE(パンケーキスワップ/PancakeSwap)
- 6位:DAI(ダイ/MakerDAO)
- 7位:LINK(チェーンリンク/Chainlink)
- 8位:MANTLE(マントル/MNT)※旧・BitDAO
- 9位:CRV(カーブ/Curve Finance)
- 10位:IOST(アイオーエスティー/IOST)
- 11位:AAVE(アーベ/Aave)
- 12位:JUP(ジュピター/Jupitar)
DeFi銘柄も含めて全体でおすすめの、今後大きく上昇する可能性が高い銘柄は「仮想通貨でこれから1,000倍になる銘柄」の記事で詳しく紹介しています。
1位:ETH(イーサリアム/Ethereum)


現在の価格 | ¥296,718.15 |
時価総額 | ¥35,812,286,437,388.46 |
時価総額ランキング | 2位 |
発行上限 | なし |
ETH(イーサリアム/Ethereum)はビットコインに次ぐ主要な仮想通貨であり、DeFi銘柄の代表です。
そもそもDeFi(分散型金融サービス)という発想が生まれたのは、イーサリアムの功績です。
ビットコインのブロックチェーンも「お金の蓄積」や「お金のやり取り」という金融サービスは、こなすことができました。
しかし、単純にお金の移動を記録するだけなので、既存の金融サービス(銀行や保険会社)が提供している、以下のような業務には対応できませんでした。
- 毎月口座から引き落としをする
- 生命保険の満期が来たら払戻金を振り込む
- 毎月一定額を自動的に積み立てる(積立投資)
- お金を貸し、毎月一定額と利子を徴収する(ローン)
これらは「自動的にその作業をする予約」をすれば良いのですが、その予約にはプログラミングが必要です。
ビットコインのブロックチェーンは「この口座からこの口座に、○○円が移動した」という単純な記録しかできませんでした。
しかし、イーサリアムはそこに「毎月1日に○○円を引き落とす」などのプログラムを追加できます。
そのため、上記のように身近な金融サービスを、運営会社なしでも提供できるようになったのです。



現在も多くのDeFi銘柄がイーサリアムの技術をベースとしており「DeFiが伸びればイーサリアムも伸びる」という構造になっています。
2位:UNI(ユニスワップ/Uniswap)


現在の価格 | $6.81 |
時価総額 | $4,284,958,508.94 |
時価総額ランキング | 28位 |
発行上限 | 10億枚 |
UNI(ユニスワップ/Uniswap)は、2018年に設立された最も歴史の長いDEX(分散型取引所)の一つで、DEXの時価総額ランキングの2位に入っています。
Uniswapが取引所で、UNIはその基軸通貨となっており、DeFi関連の暗号通貨の中で最も知名度が高い銘柄の1つです。
ユニスワップでは、USDTなどのメジャーな仮想通貨を一定期間預けて、その利子収入としてUNIを受け取るという「流動性マイニング」を行えます。



UNIの価格は今後も上昇する可能性が高いため、利回り以上の利益を期待できることが魅力です。
3位:AVAX(アバランチ/Avaranch)


現在の価格 | ¥2,896.41 |
時価総額 | ¥1,201,114,474,999.11 |
時価総額ランキング | 15位 |
発行上限 | 7億2,000万枚 |
AVAX(アバランチ/Avaranch)は、分散型アプリ(DApps)の開発用のプラットフォームの代表です。
通常のアプリやソフトは必ず「運営会社」が存在しますが、分散型アプリでは有志の利用者が改良し合い「ユーザーによって管理される」ことが特徴です。
一見夢物語のようですが、ビットコインやイーサリアムというほとんどのアプリよりも大規模なネットワークが、この仕組みですでに機能しているため、今後主流になる可能性があります。
DAppsを開発するためには、技術のベースとなるプログラミングが必要ですが、そのプログラムを提供しているのがアバランチです。
そして、アバランチはプラットフォームですが、その中でやり取りされる基軸通貨がAVAXであり、アバランチの成長による高等を期待できます。



AVAXはイーサリアムよりも高速かつ安い手数料で売買できることが特徴で、DeFi銘柄でイーサリアムの対抗馬になりうるものです。
4位:COMP(コンパウンド/Compound)


現在の価格 | $43.32 |
時価総額 | $387,362,540.3 |
時価総額ランキング | 126位 |
発行上限 | 1,000万枚 |
COMP(コンパウンド/Compound)は、DeFiサービスの中でもレンディング(貸付)をメインとしたプラットフォームです。
DEX(分散型取引所)としてコンパウンドが存在し、そのDEXの中で基軸通貨として使われるコインがCOMPです。
レンディングでは、他の投資家に仮想通貨を貸し付けることで、利息収入を得ることができます。



日本国内では免許が必要な貸金業を、免許なしで誰でもすぐにできることが特徴です。
5位:CAKE(パンケーキスワップ/PancakeSwap)


現在の価格 | ¥393.62 |
時価総額 | ¥118,852,910,162.69 |
時価総額ランキング | 77位 |
発行上限 | 7億5,000万枚 |
CAKE(パンケーキスワップ/PancakeSwap)は、BNBチェーン上で動作するDEXと、その基軸通貨です。
BNBチェーンはバイナンスが開発したブロックチェーンで、他のチェーンより手数料が安いことが特徴です。
このため、パンケーキスワップも他のDEXより安い手数料で利用できる点で、DEXの時価総額ランキング3位という人気を博しています。
ステーキングやファーミングなどのDeFiサービスによって、安定した利回りによる収入を得られることも特徴です。



ステーキングについては「海外仮想通貨のステーキングとは」の記事で詳しく解説しています。
6位:DAI(ダイ/MakerDAO)


現在の価格 | $1.00 |
時価総額 | $5,366,379,710.86 |
時価総額ランキング | 位 |
発行上限 | なし |
DAI(ダイ/MarketDAO)は米ドルと価格が連動するステーブルコインです。
別名でMKR(メイカー/Maker)と呼ばれることもあります。
ステーブルコインは何らかの法定通貨と価格が常に一致するコインで、DAIの場合は米ドルと連動します。
米ドルと同じ価格という点で、DeFiの中でも特に決済・貯蓄などのサービスで注目されている銘柄です。



米ドルと同じ価格ということは、FXのドル円相場と同じ感覚で、価格の予想をしやすいことが特徴です。
7位:LINK(チェーンリンク/Chainlink)


現在の価格 | $14.09 |
時価総額 | $9,254,745,275.05 |
時価総額ランキング | 11位 |
発行上限 | 10億枚 |
LINK(チェーンリンク/Chainlink)とは、ブロックチェーンと外部のシステムを連結するためのプラットフォーム(技術)です。
2016年には、国を超えた銀行送金のネットワークであるSWIFT(国際銀行間通信協会)と連携しており、仮想通貨と法定通貨の橋渡し役として期待されています。
また、異なる種類のブロックチェーン同士を接続することもできるため、今後仮想通貨での決済が日常となった時に、ニーズが高まる可能性が高いでしょう。



例えばクレジットカードは既存の代表的な金融サービスの1つですが、クレジットのシステムと連携すれば、DeFiの中でも大きなジャンルとなります!
8位:MANTLE(マントル/MNT)※旧・BitDAO


現在の価格 | $0.7712 |
時価総額 | $1,421,963,749.47 |
時価総額ランキング | 5309位 |
発行上限 | なし |
MANTLE(マントル/MNT)は、Bybitが主導で設立されたDAO(分散型自立組織)です。
以前はBIT(ビットダオ/BitDAO)という名称で提供されていました。
DAOは特定の管理者を持たずに、全世界の利用者が集まって共同で運営します。
DeFiも同じ形で運営される金融サービスですが、DAOで提供するものは金融サービスに限定されず「何でもあり」となります。
例えばネット上のファンコミュニティは、特にリーダーを決めなくてもオフ会が決まったり、全員でアーティストを応援する広告を出すなどのプロジェクトが動くことがあります。
これがDAOの基本的な原理で、そこにブロックチェーンによる「外部に完全公開されて、永久に改竄できない記録」がセットとなることで、より高度な組織の運営も可能になります。



DAOは「ペイパルマフィア」のリーダーとして知られる、投資家のピーター・ティール氏も投資しており、今後が期待できます。
9位:CRV(カーブ/Curve Finance)


現在の価格 | $0.4525 |
時価総額 | $590,365,900.98 |
時価総額ランキング | 97位 |
発行上限 | 30億3000万枚 |
CRV(カーブ/Curve Finance)は、ステーブルコインの取引に特化したDEX(分散型取引所)です。
ステーブルコインとは、米ドルなどの法定通貨に価格が連動した仮想通貨のことで、USDTやUSDコインが代表的です。
ステーブルコインの売買のみということは、仮想通貨の取引所でありながら、FXと同じ感覚で利用できるということです。
また、ステーブルコインでの売買は今後仮想通貨が日常の決済で使われるようになる際の、最初の段階で広まると期待されています。
(法定通貨と同じ価格であればわかりやすく、暴落や暴騰のリスクもないためです)



売買や貯蓄などの金融サービスは、やはり多くの人が使ってこそのものですが、Curveはステーブルコインに特化することで、多くの人をDeFiに集められる可能性がある銘柄&取引所です。
10位:IOST(アイオーエスティー/IOST)


現在の価格 | ¥0.6335 |
時価総額 | ¥14,514,872,887.91 |
時価総額ランキング | 339位 |
発行上限 | なし |
IOST(アイオーエスティー/IOST)は、Java Scriptというプログラミング言語によって動くブロックチェーンです。
Java Scriptはウェブサイトやアプリで広く用いられている、比較的初歩的な言語で、ホームページ制作では「html、CSS、Java Script(もしくはPHP)」の順に言語を覚えるのが一般的です。
このように、プログラマーでなくデザイナーレベルの知識でも使える言語によって構成されているため、多くのユーザーが開発に参加しやすいことが特徴です。
また、単純な作業量や通過の保有量でマイニングの権利を決めるのではなく、その通過(IOST)への貢献度によってマイニングの権利を配分するPoB(プルーフ・オブ・ビリーバビリティ)というシステムを採用していることも特徴です。



特にJava Scriptの方は、例えば「ユーザーの側で高度カスタマイズができる金融サービス」などの形で、他のDeFi銘柄(技術)では出せない価値を出せる可能性があります。
11位:AAVE(アーベ/Aave)


現在の価格 | $139.71 |
時価総額 | $2,109,525,904.97 |
時価総額ランキング | 39位 |
発行上限 | なし |
AAVE(アーベ/Aave)は、仮想通貨レンディング(貸付)に特化したプラットフォームであるAaveが発行する独自通貨です(通貨名とサービスの名称が同じです)。
AAVEの特徴はただ仮想通貨の貸し借りをできるだけでなく、その実績によって蓄積された「信用」も貸し借りできることが特徴です。
信用の貸し借りは「信用委任システム」といい、仮想通貨だけでなく自分の「信用」からも利益を得られることが特徴です。
また、無担保での借り入れができる「フラッシュローン」など、これまでの仮想通貨レンディングでは珍しかった(あるいはなかった)機能が多く搭載されています。



DeFiサービスの中でも特にレンディングの分野で中心となりうる取引所&独自通貨です!
12位:JUP(ジュピター/Jupitar)


現在の価格 | ¥56.33 |
時価総額 | ¥160,301,237,058.67 |
時価総額ランキング | 60位 |
発行上限 | 100億JUP |
JUP(Jupitar/ジュピター)は、分散型取引所のJupitarDEXの独自トークンです。
同取引所はSolanaのブロックチェーン上で動作しており、SOL上では最大のDEXとして評価されています。
独自トークンのJUPも時価総額ランキングで全ての仮想通貨の60位と、DEXの基軸通貨の中では非常に高い順位につけています。
JUPの特徴は「安い手数料で高速の取引をできる」ことと「SOLANA上で常に最適な取引ルートを見つける」ことで、最も有利なレートでの約定をできることです。



また、コミュニティが活発に活動しており、ガバナンス(統治)がしっかりしている点でも将来性を評価されています。
DeFi《ディーファイ)のメリット


DeFi《ディーファイ)のメリットは、以下の通りです。
- 海外送金が高速かつ低コスト
- 本人確認や個人情報開示が不要
- 関連銘柄で大幅な値上がりが期待できる
- 従来の金融サービス(CeFi)を使えない人も使える
- ステーキングなどの手法でコツコツ稼げる
海外送金が高速かつ低コスト
DeFiは従来の銀行などの金融サービスと比較し、特に海外送金を高速かつ低コストでできることが特徴です。
従来の銀行による海外送金では、先方の口座にお金が着金するまでに、1〜7営業日程度の時間がかかりました。
また、手数料は1回あたり数千円かかるなど「スピードが遅く高コスト」というのが、従来の海外送金の問題でした。



しかし、DeFiでは数分で送金が反映され、手数料は1,000円未満など、高速かつ低コストで海外送金をできることがメリットです。
本人確認や個人情報開示が不要
DeFiは本人確認なし(KYCなし)で利用できます。
また、通常の金融サービスを利用する時にしばしば回答を求められる「投資経験・現在の資産』などの個人情報についても、開示が不要となっています。
この理由は「運営会社がない以上、これらの情報を集めても管理できる人や組織がない」ためです。
現在、ビットコインなどのブロックチェーンを多くの人が信用して使っているのは、あくまで「全ての情報が匿名」であるためです。
もし個人情報がどこかで管理されて、自分の資産が漏洩するリスクがあるなら、使いたい人はいないでしょう。



ただ、本人確認がないとマネーロンダリングなどの犯罪の温床ともなりやすいため、今後各国の政府から何らかの規制がかけられる可能性もあります。
関連銘柄で大幅な値上がりが期待できる
DeFiという分野が伸びれば、DeFiの関連銘柄である仮想通貨も、大きな値上がりを期待できます。
これ自体はDeFiそのものの価値ではなく、あくまで「人気が出たからさらに人気になる」という、娯楽作品や芸能人でも見られる二次的な価値です。
二次的な価値ではあるものの、現状仮想通貨に人々が期待するものは、このような値上がり益がトップと言えるでしょう。



その値上がり益でも今後大きな期待をできることが、DeFiの特徴の1つです。
従来の金融サービス(CeFi)を使えない人も使える
DeFiは「ネットに接続できれば誰でも使える」金融サービスです。
そのため、ネット接続の環境さえあれば、従来の金融サービス(CeFi)を使えない人でも使えることがメリットです。
例えばアフリカや中南米などの新興国などで、今後DeFiの需要が高まると予想されています。
また、日本人でも例えばクレジットカードであれば、自己破産をした人は10年程度、新規のカード発行などが難しくなります。
しかし、DeFiでは原則として本人確認不要であるため、CeFiのように「審査で最初から弾かれる」などのデメリットがありません。
クレジットカードやカードローンほどの融資を最初から受けるのは難しいでしょうが、レンディング(貸付)のサービスはあるため、実績を積み重ねれば誰でも融資を受けやすくなります。



融資はあくまで一例ですが、様々な理由で今までのCeFiを使えなかった人でも使える、ということがDeFiの利点です。
ステーキングなどの手法でコツコツ稼げる
DeFiとは「管理者のいない金融サービス」のことですが、仮想通貨の世界でDeFiサービスというと、以下のような資産運用の手法を指します。
- ステーキング(預金によるマイニング)
- セービング(預金)
- レンディング(貸付)
- 積み立て
これらの手法がDeFiサービスと言われるのは、従来は銀行やローン会社などが提供してきたサービスが運営会社なしで回り、個人も提供者として参入できるためです。
ステーキングの「預金によるマイニング」とは「多くの投資家から預かった仮想通貨によって取引所がマイニングをし、そのマイニング報酬を預金者に還元する」というシステムです。
報酬が発生する仕組みはマイニングですが、利用者から見れば「定期預金」などと同じ仕組みです。
レンディング(貸し付け)は、自分が借りるだけでなく貸す側に回り、利息収入を得ることもできます。
これらの手法によって、仮想通貨をコツコツ安定的に稼げることも、DeFiのメリットです。
これらの資産運用の手法については「仮想通貨をコツコツ稼ぐ方法」の記事で詳しく解説しています。



ステーキングについては「暗号資産のステーキングとは?」の記事で詳しく解説しています。
DeFi《ディーファイ)のデメリット


DeFi《ディーファイ)のデメリットは、以下の通りです。
- 利用には仮想通貨が必須
- 投資信託など投資家保護の仕組みがない
- 今後法規制の追加や変更が起きる可能性がある
- これから先バブルが崩壊するリスクがある
- ガス代(送金手数料)が高騰する可能性がある
利用には仮想通貨が必須
DeFiは基本的に全て、仮想通貨によって成り立つサービスです。
「送金する・送金を受け取る・運用して増やす・各種のDeFiサービスの手数料を支払う」といった、全てのアクションが仮想通貨によって行われます。
「最初に法定通貨を利用して仮想通貨を買う」というアクションは、基本的にCeFi(シーファイ)でなければできません。



CeFiでないとできない理由は、例えば法定通貨を取引所が受け取るためには銀行口座が必要で、銀行口座を契約するためには運営会社が必要だからです。
投資信託など投資家保護の仕組みがない
例えば日本国内のCeFiの場合、金融庁によって認可されたCEX(中央集権型取引所)であれば、投資信託のシステムがあります。
投資信託とは、取引所が破綻した時に自分の資産が全額戻ってくる仕組みです。
CEXはライセンスを取得している国の法律による規制を受けるため、日本の投資信託のように、国ごとに定められた投資家保護の仕組みを利用できます。
しかし、DeFiはどの国の規制も受けないため、少なくとも現状ではこうした仕組みがありません。



ただ、今後コミュニティで話し合い、技術の改善によって消費者保護の仕組みが登場する可能性はあります。
今後法規制の追加や変更が起きる可能性がある
DeFiは本人確認なしで利用できるため、マネーロンダリングなどの犯罪に利用される可能性があります。
これは各国にとって実害があるため、政府の利権を守るためではなく社会の秩序を守るため、規制すべきケースが出てくると想定されます。
具体的な規制としては、例えば日本のネットを管理するプロバイダーに「悪質ないくつかのDeFiへの接続を遮断させる」などの方法が考えられます。
これは長年中国や北朝鮮などの国々が、インターネット全般にしていることであり、日本や欧米でもダークウェブに対しては接続できないプロバイダが多くあります。
そのため、どこかのDeFiでマネーロンダリングが行われていたことが判明するなどすれば、そのDeFiには接続できなくなる可能性があります。



その他にも、日本の法律や憲法で合法な範囲で、必要な規制が随時行われる可能性があるでしょう。
これから先バブルが崩壊するリスクがある
DeFiバブルは、2025年4月時点ではある程度落ち着いています。
今後またバブルが起きる可能性は高いといえますが、そのバブルが崩壊するリスクもあります。
仮想通貨にバブルは付き物で、2014年の最初のバブル以降、2017年・2020年・2024年とバブルを繰り返しながら市場が拡大しています。
そのため、一時的な崩壊を過剰に気にする必要はありませんが「一度崩壊すると回復まで数年かかる」ことは理解しておく必要があります。



これは株式なども同じなので、仮想通貨やDeFiだけが特別ハイリスクというわけではありません。
ガス代(送金手数料)が高騰する可能性がある
DeFiサービスでは運営会社が存在しないため「運営会社の利益やコスト」を、我々ユーザーが支払う必要はありません。
しかし、必ず発生するコストとしてガス代(送金手数料)があります。
ガス代が必ず発生するのは、仮想通貨の世界でお金を移動させるためには「ブロックチェーン」に履歴を記録する必要があるためです。
この記録はマイニングという作業によって、世界各地に分散しているマイナー(実際には大規模なマイニング工場)が行います。
この人々や組織に対する報酬が必要であり、これがガス代です。
こうした理由でガス代だけは必ず発生しますが、今後DeFiブームが過熱するとガス代も高騰する可能性があります。



その時、ガス代が高騰しにくい仕組みの仮想通貨は人気が出る可能性が高いので、そのような銘柄に注目しておくと良いでしょう。
【まとめ】DeFi(ディーファイ)のおすすめ一覧


DeFi(ディーファイ)のおすすめ銘柄は、今回紹介してきた10種類以外にも多くあります。
しかし、それらの中でも今回の10銘柄は特に将来性・信頼性が高く、まずはこれらの銘柄からチェックしていただくと良いでしょう。
DeFi銘柄を多く取り扱う取引所として、最もおすすめできるのはBybit(バイビット)です。
Bybitは世界トップクラスの暗号通貨取引所であり、日本人トレーダーの間でもNo.1の人気を誇ります。



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